吉川晃司CDレビュー TARZAN

吉川晃司CDレビュー

 

こんにちは、康文です。今回は吉川晃司さんの16枚目のスタジオアルバム、TARZANをレビューします。

 

16枚目のスタジオアルバム。2007年4月11日リリース。オリコンチャート12位。

 

シングルカット

・サバンナの夜

・ONE WORLD

・Juicy Jungle (DISCO K2 TWINS)

・ベイビージェーン/ジャスミン

 

 

ツアー KIKKAWA KOJI LIVE 2007 CLUB JUNGLE TOUR “TRAZAN”

2007年4月27(金)∼2007年8月18(土) 計17公演

 

 

 

収録曲

1.TARZAN

2.プレデター

3.ベイビージェーン

4.Honey Dripper

5.MODERN VISION 2007

6.Love Flower

7.ジャスミン

8.サバンナの夜ーALBUM MIX-

9.Banana Moonlight

10.ONE WORLD-ALBUM MIX-

11.ムサシ

12.Juicy JungleーALBUM MIX-

 

 

リリース当時のことなどを思い出しながら1曲ずつレビューしていきます
1曲目 TARZAN ギターもドラムも重厚ですが、キーポイントはこの曲についてはベースだと思います。ベースラインがブイブイと効いていて、リマスター版で聴くとよくわかりますが、グルーブ感をだしている存在はベースでその他のパートも際立ってバランスよく仕上がっている曲です。
2曲目 プレデター 吉川さんがスタンドマイクを持ち、体を揺らしながら歌う姿が思い浮かぶ大人のロック・ナンバー。ライブで披露してもらいたい曲の一つです。
3曲目 ベイビージェーン シングル曲。このアルバムの中で一番ノリが良くてメジャー感いっぱいな曲です。ディスコティックであり、こういうPOPなのをどんどん量産してほしいなぁと聴いていて思ったりしますね。
4曲目 Honey Dripper イントロのギターの響き・音質が特徴的です。リマスター版で聴くとまた違った感じでドラムや全体の楽器が良く聴こえるので意識してみると楽しいかもしれません。ベースは元BOØWYの松井常松さんです。
僕は音源をCDとスマホの音楽配信のLDAC(ソニーが開発した高音質Bluetoothオーディオコーデック)で聴いていますが、リマスター版のほうが音質が良いという印象です。ただジャンルにもよります。
5曲目 MODERN VISION 2007 吉川晃司・布袋寅泰のユニットCOMPLEXの曲のリアレンジ。作詞・作曲は吉川さんで、COMPLEXでのリリースが1990年。17年後にこうしてリメイクしてやはり当時のCOMPLEXというユニットの強力さがあらためてわかる曲だと思います。
6曲目 Love Flower 素晴らしいミディアム・バラードです。語り口調でゆっくりとつぶやくような吉川さんのヴォイスがセクシーで、聴き入っちゃうそんな曲です。こんな色っぽい男性ボーカリストは日本にいないと思います。そこが気に入らない、カッコつけすぎだという人間も一定数存在しますが、そういう人達は完全無視して吉川晃司の世界にどっぷり浸かっておおいに楽しみましょう。この曲は僕がアルバムの中で一番好きな曲です。
7曲目 ジャスミン シングル曲でベイビージェーンのカップリング。ドラムのハネかたが軽快かつPOPな楽曲でひじょうに聴きやすいです。こういう明るめな曲はいいですね。歌詞の中のBaby~もすんなり入ってきて気持ちいい感じになります。
8曲目 サバンナの夜 -ALBUM MIX- シングル曲。おしゃれなイントロのギターリフですね。このアルバムを通してギターと他のパートの楽器のバランスが良く、聴きやすいのが印象的だと僕は思います。夏に似合い、ドラムのハイハットがリマスター版では小気味よく耳に入ってきてノリがいいのでテンションが上がります。
9曲目 Banana Moonlight ゆったりとループするギターフレーズ、リフの音にクセになりそうになる曲。例えるならゆったりなダンサブルという表現があてはまると思います。
10曲目 ONE WORLD -ALBUM MIX- シングル曲。東映配給映画『劇場版仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE』主題歌であり、アルバムバージョン。吉川さんが作詞・作曲を担当。ピアノの旋律で真っすぐな方向に向かって歌う正義感溢れる吉川さんの歌いっぷりに敬意を表わしたい気持ちになります。
11曲目 ムサシ クセになりそうで踊りたくなるギターリフが特徴的でワイルドな曲。ドラムのそうる透さんが叩く音がパワフルかつ軽快で聴いていて気持ちいいです。
12曲目 Juicy Jungle -ALBUM MIX- アルバム最後の曲。スケールが大きくパワーがあり実際にライブでも盛り上がります。やっぱり吉川さんはこういう力強い曲が合っていると思います。
アルバムセールス的には結構苦しんでいる状況でありながら楽曲やツアーの内容はレベルの高いものをファンに提供していて、リスナーにはもっと売れてもいいのにというもどかしさもあります。
吉川さんはアルバムリリース当時40歳をこえていて、若手のストリームからはずれていると思いますが、そんな中でも自分を貫く姿勢を維持し続ける吉川晃司の作品を聴いていきたいと思います。
読んでいただいてありがとうございました。 Yaptacticsblog  やっぷたくてぃくすぶろぐ
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