こんにちは、康文です。今回は吉川晃司さんの8枚目のオリジナル・アルバム
Shyness Overdriveをレビューしていきます。
リリースは1992年9月9日。前作の『LUNATIC LION』と比べると若干おとなしめのアルバムかなぁという感想です。
収録曲
1.Brain SUGAR
2.SACRIFICE
3.ジェラシーを微笑みにかえて
4.Dance with Memories
5.planet M
6.SEX CRIME
7.Fall in Dream
8.DANDY
9.Baby NEW YORK
10.RAIN BEAT
11.星の破片
12.FANTASIA
13.Good Night
プロデュースは吉川晃司・吉田健。作詞は吉川晃司および松井五郎、朝水彼方が担当。作曲はすべて吉川晃司が担当。
オリコンチャート1位を獲得。売り上げ枚数は20万枚。
アルバム収録のシングルは
・ジェラシーを微笑みにかえて 売り上げ枚数 24.8万枚
・Brain SUGAR 売り上げ枚数 5.8万枚
アルバム制作に吉川さんの作詞・作曲でのクレジットが多くなった『MODERN TIME』『A-LA-BA・LA-M-BA』『GLAMOROUS JUMP』『LUNATIC LION』と作品をならべていくと、音へのこだわりやコンセプト、イメージ、作詞の内容やアレンジなどかなり様変わりしているのがはっきりわかると思います。どのアルバムが転換期かというより、アルバムごとにカラーが違うので吉川晃司というアーティストの成長が作品を追うごとに手に取るようにわかるのが大変興味深く感じられます。
それでは1曲ずつレビューしていきます。
1曲目 Brain SUGAR 人間の本能に訴えかけるような、吉川さんの独特な世界観の導かれる不思議な曲。ギターソロ、かっこいいです。吉川さんのボーカル成熟してきた感があります。
2曲目 SACRIFICE 吉川さんいわく、デジタルカルメン。ガットギターのせつない旋律と哀愁が非常に耳に残ります。今までになかった曲調で幅広い音楽性を持った吉川さんならではの優れた才能の片鱗を垣間見るような作品です。
3曲目 ジェラシーを微笑みにかえて 作詞・作曲は吉川晃司。その時の気持ちをストレートに詞で表した曲です。詞を読んでみると以前の曲とは違った意味で着飾らない素直な自分を表現しているところが好きです。
4曲目 Dance with Memories メロディーが非常に心地よくボーカルが全面に出ているです。感情をしぼりだしてつくりあげたなかなぁと僕は推測します。このアルバムのアイコニックな曲。
5曲目 planet M 吉川さんが母親にむけて書いた曲。感情があふれ出ています。今までこういったテーマの曲はなかったので、吉川さんが人間的に成長された証なのかと僕は思います。
6曲目 SEX CRIME エロティックで横ノリしたくなる曲です。女性のボイスはAV女優の朝岡実嶺さんによるもの。こういうの音楽に求めていたりします。素晴らしい出来です。
7曲目 Fall in Dream ギターのリフが思いっきり主張しているロックナンバーです。こちらはタテノリのスカッとする感覚です。
8曲目 DANDY アイドル時代→MODERN TIMEから曲を書き始める→COMPLEX→LUNATIC LIONと心に響く歌唱力、曲のクオリティがこの曲やアルバムを通してだいぶ変わったなぁと思います。
9曲目 Baby NEW YORK 吉川さんは以前から充電期間はニューヨークへ行くという話は聞きますが、そういう意味もあるのかと思わせるタイトルです。この曲の編曲は吉川さんと吉田健さんが担当していますが、吉田健さんのプロデュース力も結構効いているのではないかと僕は思います。
10曲目 RAIN BEAT しっとりとしたミディアムバラード。イントロのブルージーなギターがしみるせつないラブソングです。
11曲目 星の破片 良質なバラード。ホッピー神山さんのピアノの旋律が美しい。吉川さんの曲って歌ありきなんですけど、サウンドも重視しているところが好きで吉川さん自身が作詞・作曲して表現しているところがやはり素晴らしい。
12曲目 FANTASIA ディズニー映画の『ファンタジア』のオマージュなのかと思い調べたら、どうやらその通りでした。ライヴのオープニングに使われていましたね。壮大な曲です。
13曲目 Good Night 終幕にふさわしい曲です。2:12と短いですが、アルバム自体は56:54であっという間に聴き終えた感じです。時を経て聴き直すと違った雰囲気で聴けたり、メロディの良さが新しく発見できたりと貴重な時間を過ごせました。良いアルバムです。
読んでいただいてありがとうございました。 Yaptacticsblog やっぷたくてぃくすぶろぐ