こんにちは、康文です。今回は吉川晃司さんの11枚目のスタジオアルバム、BEET∞SPEEDを
レビューしていきます。
このアルバムはリリースが1,996年10月16日
チャート最高位3位。売り上げ17.4万枚
アルバムのシングルカット ・アクセル 16.5万枚 ・SPEED 6.4万枚 ・SHADOW BEAT 1.7万枚
KOJI KIKKAWA CONCERT TOUR 1996-1997 “BEAT∞SPEED”
1996年10月25日(金)~1997年2月08日(土)
40本のツアーでした。
収録曲
1.SPEED
2.アクセル
3.SHADOW BEAT
4.愛にそのまま
5.DATE RIPPER
6.ROUTE 31
7.RADIO GUITAR
8.PEEKABOO
9.POSTMAN
10.パピルス
それでは1曲ずつレビューしていきます。
1曲目 SPEED ギターの歪み方が録音レベルを振り切るぐらいの音量があるイントロで始まるパワフルな曲。前回のアルバム、FOREVER ROADとは違って攻撃的なアルバムになった1曲目です。
2曲目 アクセル 打ち込み主体なのですが、吉川さんのボーカルと子気味よくビートの効いたギターが聴く人の心をつかむシングル曲。カラオケで歌うと良いです。お薦めです。
3曲目 SHADOW BEAT アルバムの中で僕が一番好きな曲。すごく細部まで作り込まれた曲で、特にサビに至るまでしっかり構築され、サビで一気に開放される完成度の高い曲です。ヘッドホン・イヤホンで聴くと曲の良さがわかると思います。
4曲目 愛にそのまま ゆったりしてリラックスできる、そんなバラードです。メロディアスなギターが心をそそり、せつない吉川さんのボーカルがぴったりとハマりやすらぎをもたらし、良い曲だと僕は思います。
5曲目 DATE RIPPER このアルバムのプロデューサーは吉川さんと菅原弘明さん(LUNATIC LIONからのお付き合い)ですが、良いコンビネーションで曲作りができているんだろうと思わせるナンバーです。
6曲目 ROUTE 31 2024年の40周年ライブツアーでも披露された曲。作詞は松井五郎さんでルート31は広島県にある国道からのタイトルネーミングだと思います。
7曲目 RADIO GUITAR イントロのかっこいいギターカッティングがノリの良い曲。吉川さんの得意な歌いまわしも流れるように展開して非常にテンションが上がります。
8曲目 PEEKA BOO ポップでビートの効いた曲です。ブラスセクションとギターが絡み合う独特なハーモニーが良くて楽しくなります。
9曲目 POSTMAN アイドル時代と違い、このアルバムの頃の吉川さんはギターがメインの楽曲ということが象徴されています。メロディとキャッチ―なサビに走りがちだったアイドル時代の頃より、ギターに重きを置いたこの曲は吉川晃司の独自サウンドをしっかり築いてきた証だと思います。
10曲目 パピルス このアルバムのリリース1996年に聴いた時は、ちょっと特異性のある曲だと思っていたのですが、レビューをする際にあらためて聴いて非常に興味深く、アバァンギャルドな音の構築と録音処理が独特で、こうしてリマスター版を聴いてみると、それが際立って聴こえて繰り返して聴きました。実験的であり攻めた姿勢が僕は好きです。
読んでいただいてありがとうございました。 Yaptacticsblog やっぷたくてぃくすぶろぐ